平成25年度 はらから会総会(報告)
去る5月26日、はらから地域生活支援センター会議室に於いて、「平成25年度はらから会総会」が行われました。年1回、はらから会の方針を決める総会で、役員、各施設の職員のみなさん、利用者の方、保護者の方などご参集いただき開会しました。
冒頭、大沼紘子会長より「はらから会は会員約1000名でみなさんの会費により年間1000万円を超える事業を行ってきています。今後責任のある運営を続けていくため、役員の若返りを図り、会則もそれにあったように見直していく必要があります。」と挨拶がありました。
次にはらから福祉会の武田元理事長から、福祉会の本年度の目標についてお話がありました。「はらから福祉会では利用者の方々の工賃を平成25年度末までに、全施設時給600円以上とすることを目指します。そのため具体的に次のような事業の見直しを予定しています。」
・蔵王すずしろ 豆腐、豆乳事業の製造、販売の拡大
・びいんず夢楽多 三角揚げの製造追加など製造、販売の拡大
・ふきのとう村田 施設外就労の検討 菓子、惣菜の試作
・登米大地 かりんとうの試作
・えいむ亘理 水産加工の中止 食肉加工(牛タン)事業の新規開始
・はたまき手づくりの里 レトルト事業の研修開始
・くりえいと柴田 レトルト事業の一部をはたまきへ製造委託 パン製造、販路を拡大。
・みお七ヶ浜 豆腐事業の中止 ラーメン店を飲食店へ転換 惣菜事業の開始
これらを達成するための課題として設備投資、製造技術や衛生管理などのレベルアップ、そしてなにより職員の利用者支援力の向上が必要です。利用者工賃の目標達成のため、今後もはらから会の支援を継続してお願いしたいとのことでした。
総会議事では、昨年の事業報告と決算が報告されました。議事では会員のみなさんから活発に質問や改善策などが寄せられました。
※以下議事の一部です。( )内は
事務局よりの回答。
■会費1000円の内訳などについてもう少しわかりやすく会員のみなさんにお伝えできないか。
(入会時にご説明はしていると思うが、さらにわかりやすい方法を考えていく。)
■はらから会発足時の会員が、高齢化とともに退会されていく。地域の方々や、若い世代の方々に参加してもらう方策が必要ではないか。
(そのとおりです。)
■昨年度実施した自閉症研修などははらから福祉会と協力して継続してはどうか。
(本年度も研修を継続する。)
■はらから会物資販売は売上が一時期よりも下がっているがどうしてか。
(お中元・お歳暮などの利用が、はらから福祉会の施設製品に置き換わっているため。)
各課題をもとに、本年度の事業計画(別紙)が承認されました。具体的な内容については、毎月行われる役員会で決定していくことにし、議事は終了しました。
最後にはらから会は単なるはらから福祉会の後援団体ではなく、「同じ同胞(はらから)生まれたきょうだい。」利用者、職員、保護者などの立場は関係なく、よりよい地域社会を作ることが目的の集まりであること。また、みなさんからの貴重な会費も、今いる人のためだけに使うのではなく、将来のことも考えること。を参加者全員で確認し閉会しました。
以下総会資料となります。