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イベント・研修情報

2013年 はらから福祉会より年頭のごあいさつ

  ゴールは遠い、でも見えつつある  

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はらから福祉会 理事長 武田 元

 

明けましておめでとうございます。平成25年の幕開けです。


 昨年は震災から2年目、皆様にとってはどのような1年でしたでしょうか。はらから福祉会にとってもいろんなことがありました。


 私たちの取り組みの結果は何によって評価されるのでしょうか。それははらから福祉会の理念、目標と目的です。私たちは何のために施設をつくったのか、何を目ざしているのかです。はらからは、たとえ障害があったとしても、たとえ障害が重かったとしても働くことは人間にとってもっとも基本的な営みであると考えてきました。その上で仕事の質と量そして賃金の保障、これを目指してきました。


 そういう観点からすれば昨年は満足できる結果を出すことはできませんでした。その原因は何だったのでしょうか。そのヒントを見つけました。「プロダクトアウトからマーケットインへ」です。


 これはヤマト福祉財団の有富理事長が昨年行われたパワーアップフォーラムで強調していたことです。プロダクトアウトはつくった物をどう売るかということ、マーケットインは消費者が求めているものをどうつくるかということ、障害者施設はともするとプロダクトアウトになりやすい、大事なのは消費者が何を求めているかであり、このことを抜きにした事業経営は考えられない、こんな内容でした。はらから福祉会は商品づくりに自己満足的な部分は無かったか、消費者の視点を失っていなかったか、問われるところです。


 はらから福祉会は無認可時代を含めると30年間いろんな事業に取り組んできました。その間いろんなつながりができました。そこから今様々な問い合わせがくるようになりました。問い合わせは正に需要、消費者の動向です。技術的にとても難しそうな仕事、現状の設備や広さでは不可能な仕事、等々お客さんが求めているものに対応しようとしたら今までのやり方では不可能なことが少なくありません。これにどう対応するのか、これが問われます。


 昨年半ばから、今後のはらから福祉会の方向性を求めて、「はらから未来プロジェクト」を立ち上げました。具体的課題は①事業の確立、②人材育成、③営業体制整備です。事業の確立については、利用者賃金(工賃)時給700円を支給し全員をA型にしたとしてもやっていける事業です。40人規模の施設で年商1億円以上の事業ということになります。


 人材育成については法人の理念を実現するために必要な知識と技術を総合的に身につけてもらおうというものです。営業体制整備は法人組織の役割分担を明確にするためのものです。事業経営を実質的に「プロダクトアウトからマーケットインへ」変えるためには、確かな営業力が求められます。プロとしての営業体制を整備する必要があると考えました。営業結果に責任をとる体制を早急に整備する計画です。従って役割分担としては、販路の拡大や売上確保に責任を負うのは営業部で、各施設は営業部が求める品質と量の製造を行うことになります。


 国は工賃倍増5か年計画から工賃向上3カ年計画へと利用者工賃の向上対策を進めております。時代は障害の有無や重さを理由に低工賃を容認できない時代になりつつあります。
はらからは無認可時代から一貫して利用者工賃(賃金)保障を事業経営の大きな柱に据えてきました。いよいよゴールは見えてきました。でも見えつつ遠い。現実は前述したように困難な課題が少なからずあるからです。


 私は迷ったら一歩前へ出ようと思います。原点に立ち返りその選択が間違いでなければ進もうと思います。確かなのは、私たちの願いである仕事の質と量そして賃金の保障が停滞しているのは、今までのやり方に原因があると思うからです。


 過去は変えられない、しかし過去から学ぶことはできる。現状は過去の総まとめ、ここからきりスタートできない、そして未来は変えられる。
 こんなことを考えながら新年をスタートさせたいと思います。 


 本年もよろしくお願いいたします。


 

カテゴリ:未分類 2013/01/01

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